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研究留学のすすめ-1 成功させるために

研究留学を成功させるためには

目的をはっきりさせる
デメリットを削除もしくは軽減する準備をする
留学先では、新しいことに挑戦する

 

 

以上3点が大事だと思います。

 

1つ1つ説明していきます。

 

1.目的をはっきりさせる

 

一言で「研究留学」と言っても、様々な形があります。

スケール大きい人では、日本に帰る気はなく、アメリカでラボを持って、研究するんだ!!って方もいらっしゃいますし、

 

ちょっと数ヶ月、「研究留学」という滞在をしてみたいって方もいます。

 

ここでは、数年、研究し、なんらかの実績を残し日本に帰国することを目的としている方に向けてですが、

みなさん、なんとなく「目的」を持っていますよね?

 

それを「はっきり」させたおいた方がいいです。

私は「はっきり」させていなかったため、研究留学から日本に帰国後10年ちかく経って

やっとあの時の「苦い経験」を「いい思い出」に昇華出来つつあります。

それでも完全な良い思い出になってませんけど、、、

 

客観的に私の研究留学を振り返ると

たった2年の研究留学で、

なんのつてもない研究留学先でサラリーをもらいながら

インパクトファクターが9点ぐらいの雑誌の筆頭著者で論文を出して

帰国後、その論文が受理されました。

 

しかも縁もつてもない、日本の研究職にあり付けました。

 

友人は研究留学は「大成功」だと、言ってくれます。

でも、今でも心に蟠りがあるのは、

研究留学前に私が、研究留学も目的を「はっきり」させていなかったからだと思います。

 

研究留学先では、予測できないことが多分に生じます。

その時に、自分の研究留学の目的はなんだったのか、振り返って、

そして割り切って、次の手を考えることが大事だと思います。

 

ですから、しっかり目的をはっきりさせて、

出来たら、何かに書いておきましょう。

いつでも振り返れるように.

 

2.デメリットを削除もしくは軽減する準備をする

 

研究留学のデメリットとして

金銭、家族、帰国後のポジションをあげました。

金銭については、単純に貯蓄をしましょう。

そして、研究留学助成金を申請し、獲得しましょう。

 

家族については、

配偶者がいるなら、まずは配偶者に「理解」してもらうことが大事です。

 

私は妻と幼い子供がいましたから、

奥さんには、ことあるごとに「研究留学」への想いを語ってました。

そして、奥さんの不安をなくすため、

自分の研究留学するために、どういう準備が必要で、

なぜ必要なのか、

家族のことはどうするのか

帰国後、どういうことが予想され、

研究留学がうまく行っても行かなくても、こうやって家族を養うとか

 

様々なことを、想定し

「夢」ではなく、家族の「スケジュール」を書き出し

奥さんに何度も相談、、、

というかプレゼンしました(笑)

そういう過程は、自分の目的意識をはっきりさせ、

前に進むために大事だったと思います。

 

研究留学中も、

必ず週末は私が子供を連れ出し、奥さんに一人の時間、ゆっくりできる時間を過ごしてもらえるように心がけました。

私は心がけてはいましたが、奥さんからしたら、それでも「十分」ではなかったとは思いますが、、

まあ、今でも仲良く出来ているのは、その時の経験があったからではないかなっと思います。

 

この「家族を大事にしなさい」「配偶者を大事にしなさい」

は私の大学院での研究を指導してくださった先生(人生の恩師だと、思ってます)の研究留学におけるアドバイスでした

 

このアドバイスを私は大事にしていましたし、

結果、それがよかったなと、しみじみ思います。

 

3.留学先では、新しいことに挑戦する

 

恩師のアドバイスとして、

 

研究留学先では、ヒトの嫌がることも、率先してやりなさい

アメリカでは、君は英語の拙いただの外国人なんだから、

新しいことに積極的に挑戦し

日本での業績、経験を鼻にかけるようなことは慎め

「ばかにしているのか?」って思うようなことがあっても、

「結果」を出して、見返すようにしなさい。

 

と切々と教えてもらいました。

私はそのアドバイスを胸に刻み、

研究留学先で心掛けていました。

 

みなさん、研究留学を志すからには、大なり小なり、プライドがあると思います。

私もありました。

 

でも、留学先では、初めはただの英語の拙い外国人です。

拙い言葉で、汚い言葉で言い返すのではなく、

「結果」を見せれば、自ずと周りの貴方への扱いは変わってきます。

それまで、頑張りましょう。

 

また、新しいこと、方法に積極的に挑戦しましょう。

研究の進め方、考え方も「自分の日本でのやり方」に拘らず、

留学先のやり方を受け入れ、やってみましょう。

 

これが、案外、出来ない人が多いのかもしれないなって思います。

 

以上3点、

当たり前のことばかりですけど、

研究留学をより良いものにする大事な、基盤となる「ヒント」だと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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研究留学のすすめ-0

初めに

私は2009年から2011年の2年間、研究留学をしていました。
30代前半の頃でした。

もう、日本へ帰国後、10年以上たち
その頃、ブログを日記がわりに書いてwebに公開していたものも
帰国後削除したので、web上に何も残っていません。

現在では、日本で研究者として生計がなんとか成り立っているので、
私の研究留学は「成功」だったのでしょう。

その頃はただただ、ガムシャラに、研究留学に、研究に、研究で生きていくために突き進んでおり、ブログも愚痴ばかりの「愚痴ブログ」だった様に思いますが、
今なら、後進の有望な若い研究者を志す人たちに、客観的なアドバイスができるのではないかと、この記事を書こうと思いました。
研究留学のススメ

研究留学のメリット

    • 1. 海外の研究者との交流から、世界観が広がる

 

    • 2. 研究の視野が広がる

 

    • 3. 日本に帰国後、「研究留学した」という経歴が生かせる

 

    • 4. 日本では難しいレベルの研究業績が積める

 

      5. 英語で海外研究者と交流することが当たり前になる

研究留学のデメリット

    • 1. 金銭

 

    • 2. 家族、子供の教育

 

      3. 日本への帰国

以上、多くの人に当てはまるであろう
メリット、デメリットを書いてみました。

これらは、私の10年以上前の経験からですが、
10年経っても、スマートフォンが発達しても、
ほとんど普遍的なものです。
また、COVID-19のコロナ禍で、国際交流は断絶していますが、
だからこそ、今後より、国際交流経験の有無が貴重になってきます。

むしろ、チャンスです。

ぜひ、若手の研究者は研究留学を目指しましょう!!

 

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